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自立学習館という個人塾のブログです。
塾の方針や授業の進め方、
内観上手(?)な塾長の考えを綴っています。
塾での傾聴

自立学習館では、定期的に保護者との懇談を行います。こちらからは、生徒の学習の様子を報告したり、これからの学習プランを話します。一方、保護者(主に、お母さん)の心配事に関しても、私の方で傾聴を心がけています。

傾聴とは、相手の言いたいことを、共感しながら聴くことです。話してもらうことで、頭の中が整理され、冷静に状況を分析できて、悩みが無くなる(または、小さくなるよう)効果があります。

自立学習館は少人数制なので、授業中でも生徒に対してきめ細かい指導ができます。それは保護者の方に対しても同様です。生徒の数が多くないので、一人一人の保護者との懇談に、たくさんの時間が取れます。懇談時間は30分から60分です。その中で、子供の教育に関する悩みを傾聴します。

「子供を必要以上に叱ってしまうこと」「テストを見て褒めるつもりが、間違いに目が行ってしまい、逆に注意してしまったこと」「子供の自立を促すために、『勉強しなさい』と言わないように決めたが、なかなか勉強しない子供に対して、イライラしてしまったこと」等、お母さんたちはそれぞれに悩みを抱えています。

共感しながら話しを聴いていくと、お母さんに満足感が生まれます。こちらからアドバイスをしなくても、いい解決策が思い浮かぶときもありますし、また話ができただけでも充実感を持ってもらえます。

もちろん、アドバイスを塾に求められれば、いろいろな話(提案)をしますが、まずは傾聴からと考えています。学校の先生には相談しにくいことも、懇談では話してもらえます。塾を上手に活用してもらっています。

傾聴を、塾だけでなく外部の人にも行なって、みんなの役に立てればと最近考えています。



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| 内観・カウンセリング | 23:43 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
「待てる」人(その2)

生徒たちに自分で考えさせるいい方法は?

自問自答が続きます。そして、きっかけになったのが、カウンセリングの方法でした。

カウンセラーはクライアント(相談者)に対して共感しながら、いろいろな悩みを聞きだして、整理し、その後適切なアドバイスを与えます。その際に、「こうしなさい」という命令的なアドバイスはしません。クライアントが自分でそう思えるように導きます。同じ解決策でも、カウンセラーから与えられたものと、(カウンセラーが手助けをしながら)クライアントが自ら考え出したものでは効果が全然違います。

塾では、(悩みは聞きませんが)いきなり解決策(解法)を説明するのをやめて、まず生徒自らが説明文を読んで自分で考えて、解いてみる方法に変えてみました。そして、分らない場合は少しヒントを与える方法にしたのです。

やり方自体はそんなにややこしいわけではないのですが、ちょっとした困難に直面しました。「待てない」自分の発見です。

長いあいだ、先回りしていろいろと教えてきました。なので、生徒が考えている時間が、自分が予想した時間より、少しでも長くなると、ガマンできずに解法を教えてしまうのです。

これを克服するのには結構時間がかかりました。最初は、意識して「待とう、待とう」と心がけます。焦ると、すぐにアドバイスが口にでるので、普段から焦らないように、落ち着くように意識するようにしました。

塾以外でも、努力を続けます。待てないクセは、人の話を途中で遮ってしまうという形で出てきます。そこで、なるべく話の腰を折らずにさいごまで聞く練習をしました。行列に並ぶのも苦手で、外出時は並ばなければ入れない店や場所は避けていたのですが、敢えて並んで、内観しながらイライラしないようにする練習もしました。

様々な努力の結果、徐々に待てる時間が長くなりました。生徒たちが自分でじっくり考える時間が持てるようになったのです。

そうなると、成績が上がる人が増えてきました。また好成績を維持できる生徒も増えたのです。

こちらが焦らずに、ゆったり構えると、そのリラックス感が生徒にも伝わり、変な緊張もなくスムーズに学習が進みます。これを繰り返して「結構できる」と思えるようになれば、勉強も楽しくなります。いいこと尽くめの学習法だなあと自画自賛しています。

次のステップでは、生徒の悩みをしっかり傾聴して、不安を減少させ勉強に集中できるようにしていこうと思っています。ここで、カウンセリングのスキルを活かそうと計画中です。


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| 内観・カウンセリング | 21:03 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
待てる人(その1)

 昔の話を少し、

塾を始めた当初は、いかに効率よく教えるかを考えて、生徒を指導していました。80分授業(注:当時の授業の長さです。いまは110分授業です)の中で、生徒たちが困らないように先回りして、コツを教えていました。説明をした後、生徒にその方法で解かせます

このやり方で、伸びる生徒もいたのですが、伸びない生徒も意外にいました。当時、伸びない生徒に対して、「努力の仕方が足りないな、もっとがんばって勉強したらいいのに」と思い、伸びない原因を、生徒の努力不足と決め付けていたのです。

そんなときに、自分の教え方を見直す思いつきが浮かびました。

新しいとき方を生徒に説明しながら頭の片隅では、次ぎに教えるやり方の手順を考えています。そうしながら、「ここまで丁寧に教えられら、もう自分で考えて解くことはしなくなるんじゃないか?」と考えてしまったのです。

確かにテスト対策としては効率はいいかもしれない。が、試行錯誤を繰り返して得た知識のほうが、理解が深く忘れにくくなることを思い出しました。自分が学生だった頃は、そうだったのです。一方、理解があやふやのまま、丸暗記した友人はやり方をすぐ忘れていたことも思い出しました。

塾の生徒をみても同じです。伸びない生徒は、解法の暗記に気がいってしまい、深い理解をしようとしません。丸暗記をしようとするので、やり方を覚えても次回には忘れてしまっていることが多いのです。

伸びる生徒は、塾で教えられたことを、鵜呑みにせずに自分なりに考えて納得し、自分のものにしていきます。暗記するために努力したという感覚はなく、自分で考えながら解いていくうちに、自然に覚えてしまったという感じです。

どうやったら生徒たちに深く考えさせて、理解させることができるだろうか?

新しいやり方の模索が始まりました。
(続く)



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| 内観・カウンセリング | 01:47 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
自分育て
こんにちは、塾長&内観カウンセラーの鳩島です。

 責めず
 あせらず
 あきらめず
 出来たところを
 どんどん褒める


神戸市西区の個人塾 自立学習館 & 内観カウンセラー
最近、お気に入りのフレーズです。

自作ですおてんき

自分を成長させるための
コツを並べてみました。

自分のものにするのため、アファメーションとして唱えます。

声に出したりすることもあれば
心の中で唱えたりもします。

自分育てのつもりで作ったのですが、
色んなものに応用できます。

塾長として、生徒を指導するときの心構えとして
親として、子どもを育てる心構えとして

なかなかのスグレモノです。
(と思っています。)

こんなの作れるってすごいなあとグッド
自分を褒めました。

良かったら、使ってみてください。

使用後の感想等も教えてもらえると
うれしいです。
| 内観・カウンセリング | 17:37 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
子どもを褒めるの下手なんです。(最終回)
こんにちは、塾長&内観カウンセラーの鳩島です。

前回の続きです。

子ども褒める自信のないお母さんに、自分を褒めることから始めましょうと提案しました。

=============

男「○○さんは、本当は毎日のことをしっかりされている人だと思いますよ。理想の自分があって、その自分と現状を比較して、つい出来ていないところに目がいってしまうんですね。それは、もっと向上したいという気持ちが強いということです。いいことですよね」

女「向上心があるだなんて・・・・・・。そんなことないです」

男「ぼくが褒めたときに、『そんなことないです』って否定されましたよね。幾分かの謙遜や照れくささもあって、そう言われたと思うんです。まったく向上心がないわけじゃないでしょう?」

女「はい、まあ、そうです」

男「先ほどの繰り返しになりますが、褒める部分を見つけるコツは普段していることをよく観察することなんです。当たり前の事としてしていることから、いいことを見つけるんです。先ほどの家族のために朝からしたことは普段していていることですよね」

女「毎日してます」

男「是非、これを褒めて下さいね。人のためにしていることは全て褒める対象になりますよ。また、別な見方として悪くないことや失敗しなかったことを、褒めることもできますよ。朝寝坊せずに家事ができた。塾の懇談に遅刻せずに来れた。職場に行って、きちんと自分の仕事ができた。等もいいでしょうね。」

女「そんな方法もあるんですね。なんだか無理やりこじつけてるみたい・・・・・・」

男「そうなんです、半分訓練も兼ねて、褒める部分を見つけることを続けてほしいんです。現状の中のいいところと、現状より少し出来るようになったところを褒めるんです。これを繰り返すと、自分の責めることも少なくなってくるんです。また、自分に対して褒めることが上手くなっていくと、お子さんに対しても、ご主人に対しても、褒める部分を見つけやすくなりますよ。がんばって、自分を褒めることに取り組んでくださいね」

神戸市西区の個人塾 自立学習館 &神戸の内観カウンセラー 鳩島和久

女「はい、ちょっとやれそうな気がしてきました」

男「このお話をしても、そうですねって、聞き流す人も多いんです。○○さんは、真面目に聴いて、取り組む気持ちになってくれましたよね、『エライッ!』ですよ。」

女「はあ、そんな事・・・・・・、あっ、これって早速褒めてくれたんですね。はい、ありがとうございます。やってみます!」

男「上手に褒めるようになるために、寝る前に1日の行動を振り返って、褒められることをリストにしてみてください。それを見て、私ってえらいなあって褒めるんです。そして、褒めることにだんだん慣れてきたら、今度はその行動をしたときに、心の中でやったね、エライ、エライとしっかり褒めるんです。そこまでいけば、もうお子さんの褒めるポイントも簡単に見つけられるようになりますよ。楽しみですね」

女「そうですね、やってみます。 ところで、先生、褒めると、自分を責めることも少なくなってくるって仰いましたが・・・・・・。」

男「ぼくの体験を話しますね。
実は、昔は自分を褒めることをほとんどしていなかったんです。
そのころは、授業で少しでもうまく行かない部分があると、自分に駄目出しをしていました。
そのままの気持で授業の改善案を考えても、いいアイデアが浮かばないんですね。
ところが、自分のことを褒めるようになると、出来なかった部分を見つけて責めそうになると、すぐに他のいいところも思い出すんです。
それで、落ち着いて考えることができて、次の工夫につながるアイデアがよく浮かぶようになったんです。」

女「そうだったんですか、先生も褒めないタイプだったんですか?」


男「はい、褒めるようになって、自分を責めることが少なくなり、随分ラクに生きられるようになりました。
ああ、もう、次の方の懇談時間になりましたね。
では来月の懇談までにしっかり自分を褒めてみてください。
何か変化が起こればいいですね。」

=============

内観は、自分のいいところを見つけることにも役立ちます。

普段、当たり前とスルーしてしまうことに関して、じっくり観察してみます。

「こんなこと」「ちっぽけなこと」の中に自分を褒める部分が隠れています。

自己観察して、いいところをどんどん見つけていきましょう。

いいところを再認識すれば、前向きになれます。子どもを感情的に叱ることも少なくなり、いい信頼関係が築けるのではないでしょうか。
 
| 内観・カウンセリング | 11:43 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
子どもを褒めるの下手なんです。(その2)
こんにちは、塾長&内観カウンセラーの鳩島です。

前回の続きです。

男「僕もそうです。少しは褒められましたが、どちらかというと、がんばりなさい、しっかりしなさいというのが多かったですね。それに、昔は謙遜することが多かったので、よその人に対しては、『この子はほんとに出来が悪くて・・・・・・』というのが、当たり前の感じでしたよね。なので、褒めてくださいって伝えても、上手に褒めることが出来るお母さんは少ないみたいです」

女「よかった、私だけじゃないんですね。先生、褒め方が上手になる方法ってありますか?」

男「ありますよ。自分自身を褒めるんです。やってみます?」

女「自分をですか? そんなの自信ないです。 自分の中に自慢出来るところなんて・・・・・・」

男「最初は難しく感じるかも知れませんが、慣れれば大丈夫ですよ。お子さんがそれで伸びるなら、がんばれるんじゃないですか? 無理にとは言いませんが」

女「私にできるんでしょうか?」

男「九九と同じですよ。覚えるのはとても苦労するけど、毎日使うようになればすぐになれます。それに自分を褒められるようになると、いいことがおきるんです」

女「例えば?」

男「自分や人を責めることが少なくなって、ラクに生きられるんです。それに運もよくなりすよ」

女「えっ、そうなんですか? それだけで運が良くなるんでしょうか?」

男「いきなり、そう言われても信じられませんよね。でもそんなこと有り得ない、私には無理という思いが強いと、そのとおりのできない状況がつづくんです。子どもだって同じなんです。これが苦手だ、僕は勉強が出来ない、頭が悪いと思い込んでしまうと、その通りになっていくんですね。だから、そうじゃないよ、これも出来る、これも出来るじゃないと認めて褒めることで、「出来ない自分のイメージ」から脱却できるんです」

女「あのう、先生、ちょっと話が違う方向へいってるような気がするんですけど。」

男「あっ、話が逸れていきましたね。すいません。先走りしてしまいました。『子ども褒め』の名人になるために、まず自分を褒めようって話でしたね。」

女「ええ」

神戸市西区の個人塾 自立学習館 &観カウンセラー

男「ちょっとお聞きしたいんですが、○○さんは自分のことが好きですか?」

女「エエっ! いきなりそんなこと尋ねられても・・・・・・」

男「好きなことろと嫌いなところを考えるとどちらが多いですか?」

女「うーん、嫌いなところが多いです」

男「そんな風には見えないですよ。謙遜で仰てません?」

女「えー、でも〜、自分にそんな良いところなんてあるかしら」

男「そうですか・・・・・・。実はその場合は、褒めるコツをつかむののに少し時間がかかるんです」

女「えー、そうなんですか!!」

男「はい、残念ながら。自分を嫌いだと、褒めるところを見つけにくいんです。見つけたとしても、これくらいのことを褒めても仕方ないと思ってしまって、見逃してしまうんですよ。ちなみに、今日したことで褒めることはありますか?」

女「そうですねぇ・・・・・・。ちょっと見つかりません」

男「自分を嫌いな人は、できてない部分ばかりを見がちなんです。でも、本当に何もできない人っていませんよね。毎日していて当たり前って思っているところに、良いところがありますよ」

女「毎日してることですか・・・・・・」

男「そうです、今朝お子さんのために朝食やお弁当を作られました? お洗濯やお掃除はしました? 買い物に行かれました? それって、家族のためにしていることですよね。エライって褒めていいことだと思いますよ」

女「まあ、そう言われればそうですけど・・・・・・。まだまだできていないと思うんですけど。」

男「できているところが沢山あっても?」

女「・・・・・・」

(続く)
 
| 内観・カウンセリング | 19:37 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - | 昨年の記事
子どもを褒めるの下手なんです・・・(その1)
こんにちは、塾長&内観カウンセラーの鳩島です。

塾の懇談では、勉強以外のことも話題になります。

例えば・・・

女「息子はXXXが苦手なんです・・・。なんとかなるでしょうか?」

男「そうですね、塾でもその単元を復習するようにしますね。それと、ご家庭でお願いしたいのですが、勉強で出来るようになってきたところを、しっかり褒めてください。苦手意識が段々となくなり、出来るようになってきますよ。」

女「でも、褒めるところなんか、全然ないんです・・・・・・。それに、すごいねーと言っても、何の反応もないし」

男「反応がないのは、二つ考えられると思うんですよ。一つは褒められた本人が照れくさいから、わざと無視している。もう一つは、お母さんの褒め方がわざとらしくて、子どもがお母さんは自分を褒めてコントロールしようとしていると気づいて、無視する」

女「えー、勉強して欲しいから褒めるんですよ。それがコントロールしていると言われたら、どうやって褒めたらいいんですか?」

男「褒めて勉強させてやろうという気持ちをなくす事です」

女「・・・?」

男「○○(お母さんの名前)さんが友だちから、白々しいお世辞を言われたとき、どんな感じがします? 素直に喜べます? お子さんも同じです。ウソっぽい褒め方だと、言われても嬉しくないんです。裏があるなと感じてしまうんですよ。なので、無理やり褒めるのでなく、しっかりお子さんを観察して、努力したところを褒めてあげてくださいね」

女「うちの子どもの場合、それは無理です。努力したところや伸びたところなんてありません。だから、無理やりでも褒めようと努力してるんです!」

男「・・・・・・。あのう、努力の仕方を変えたほうが・・・・・・。ちょっとした変化を捜すんです。勉強する時間が増えたとか、テストの字が丁寧に書けていたとか。計算ミスが前より減ったとか。応用問題が1問正解だったとか。以前と比べてちょっとした変化を見つけて褒めるんです。これなら、ちゃんと見ていてくれているんだと、お子さんも喜ぶと思いませんか?」

神戸市西区の個人塾 自立学習館

女「でも先生、それくらいのことで、褒めてもいいんですか? 甘やかすことになりませんか? もう出来るんだと勘違いして、勉強をますますしなくなるんじゃないかと、心配です」

男「それは、褒めることと、ちやほやしてご機嫌をとることが、ごっちゃになっていると思いますよ。確かに、単なる甘やかしでは、相手のヤル気はでません。これでいいやと手を抜いてしまうかも知れません。心にもないことを言っておだてても、お子さんのヤル気スイッチはオンにはなりません。相手の成長した部分を認めて褒めるてこそ、ヤル気を引き出すツボです」

女「そうですねぇ・・・・・・」

男「さっき、『それくらいのこと』と仰いましたよね。最初にみつけることができる成長はそんなに大きなものではないです。大きなのを待ってたらどれだけかかるかわかりません。まず、小さくても成長した部分をしっかり観察することが大切なんです。お子さんの現状を責めたりせずに観察し、そこから、挑戦した部分、成長した部分を見つけてくださいね」

女「・・・・・・。私があの子の小さな変化を見つけられるか自信がないんです。イヤな所ならすぐに見つけられるんですが・・・・・・。どうしたらいいでしょう?」

男「○○さんは、子どものとき、親から褒められましたか?」

女「いえ、いつも叱られてばかりでした。褒められた記憶はあまりないんです」

(続く)
 
| 内観・カウンセリング | 08:02 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
塾での傾聴
自立学習館では、定期的に、保護者との懇談を行います。

こちらからは、生徒の学習の様子を報告したり、これからの学習プランを話します。

一方、保護者(主に、お母さん)の心配事に関しても、私の方で傾聴を心がけています。

傾聴とは、相手の言いたいことを、共感しながら聴くことです。

話してもらうことで、頭の中が整理され、冷静に状況を分析できて、悩みが無くなる(または、小さくなるよう)効果があります。

神戸市西区の学習 自立学習館 塾神戸の内観カウンセラー

自立学習館は少人数制なので、授業中でも生徒に対してきめ細かい指導ができます。

それは保護者の方に対しても同様です。生徒の数が多くないので、一人一人の保護者との懇談に、たくさんの時間が取れます。

懇談時間は30分から60分です。その中で、子供の教育に関する悩みを傾聴します。

「子供を必要以上に叱ってしまうこと」

「テストを見て褒めるつもりが、間違いに目が行ってしまい、逆に注意してしまったこと」

「子供の自立を促すために、『勉強しなさい』と言わないように決めたが、なかなか勉強しない子供に対して、イライラしてしまったこと」


等、お母さんたちはそれぞれに悩みを抱えています。

共感しながら話しを聴いていくと、お母さんに満足感が生まれます。

こちらからアドバイスをしなくても、いい解決策が思い浮かぶときもありますし、また話ができただけでも充実感を持ってもらえます。

もちろん、アドバイスを塾に求められれば、いろいろな話(提案)をしますが、まずは傾聴からと考えています。

学校の先生には相談しにくいことも、懇談では話してもらえます。塾を上手に活用してもらっています。

私も、勉強以外のことでお役に立つことが出来、満足です。グッド
 
| 内観・カウンセリング | 17:02 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |